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『 わたしの部屋 』



僕の部屋は、ひとり暮らしには広すぎるくらいだ


多分、ほとんどの人がそう感じるのではないか


と思う


正直自分でもふとした瞬間に寂しいと感じる


それほどにひとり暮らしには広い


元々、そんなに荷物は多くないほうだったのにあることが


きっかけで思いのほか多くなってしまった


それは、 服 だ


高校を卒業してから、色々あって服にハマった


オシャレとは無縁の生活を送っていた自分は


自分でも驚く程に服にのめり込み没頭した


ただただ「良く見られたい」という感情を表現するために


このよく見られたいには2つほど意味がある


ひとつは、そのままの意味で本当に良く見られたかった


僕は外見に自信が全くなかった


自分の顔を見るのもあまり好きではなかった


それを隠すためにということだ


もうひとつはシンプルに「モテたい」ということだ


高校が工業高校だったのもあり青春ということにものに


縁がなかった


そのため、卒業後はモテるために何をするのがいいのか


必死に考え探し勉強した


多分学校の授業よりも


そして5年という年月が流れ気づけばオールシーズンで


130着ほどに増えていた


自分でも驚いている


そこで部屋の話に戻ろう


ひとり暮らしをするのにこの130着の服を収納する場所が


どうしても必要であったため部屋が広くなった


そのため、ひとつの部屋はベットと服しかない


だから、寂しくなることがある





さぁ今日もまたこんな感じで書き留めておこう


また見返すその時まで(って絶対こないが…)